肩こり、目の疲れといった体の不調を手軽に改善するにはどうすればいいのか。「はちみつMIO」の名前で活動するセラピストの加藤美緒さんは「そんなときは親指と人差し指の腹を合わせて行う指リンパマッサージがおすすめ。一度に10分行うよりも、30秒を何度もくり返すほうが効果が出る」という――。
※本稿は、はちみつMIO『30秒引っ張るだけで美肌も健康も手に入る! 魔法の指リンパ』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
季節の変わり目に免疫力を高めよう
全身を流れるリンパは鎖骨リンパ節で合流し、静脈に流れ込みます。つまり、鎖骨リンパ節はリンパの流れの最終地点です。ここが詰まっていると全身のリンパの流れが悪くなり、免疫力も低下。風邪を引きやすくなったり、疲れがとれにくくなったりします。ケアを欠かさず行い、免疫力向上に努めましょう。
なお、鎖骨の上のくぼみにはリンパが密集していますが、とてもデリケートな部分なのでさわらないようにしてください。
1.鎖骨の胸骨側を寄せて引っ張る
左の鎖骨の胸骨側に、右手の親指と人さし指を置く。皮膚をやさしく寄せ、引っ張って戻す。
Point:鎖骨の上のくぼんでいる部分には触れないようにしましょう。
2.鎖骨の真ん中を寄せて引っ張る
左の鎖骨の真ん中あたりを、右手の親指と人さし指ではさむ。皮膚をやさしく寄せ、引っ張って戻す。
Point:時間があれば、指の位置をずらしながら鎖骨の胸骨側から外側端まで行いましょう。
3.鎖骨の下を寄せて引っ張る
左の鎖骨の胸骨側の下を、右手の親指と人さし指ではさむ。皮膚をやさしく寄せ、引っ張って戻す。右の鎖骨も左手で同様に行う。



