16歳の発症例も…部活などでのリスク

ペットボトル症候群は中高年だけでなく、若い世代にも起こります。たとえば私が診察した16歳の高校生。部活中にスポーツドリンクを大量に飲んでいて、学校の健康診断で尿糖が陽性となり、検査の結果、糖尿病と診断しました。子どもや若者でも、こうした飲み方で糖尿病を発症してしまうことがあるんです。

校庭にかけられた万国旗
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本来なら部活動中の水分補給は麦茶や水で十分です。しかし「味がないと嫌だ」と言ってスポーツドリンクを選んでしまう。親御さんや指導者も、商品のイメージから、子どもたちにとっては飲みやすくて体に良さそうだと思い込んでいる。そういった人は、ペットボトルのラベルにある成分表示を見ていないことが多い。これが非常に危険なんです。

喉の渇きは危険なサインかも?

「喉が渇いて仕方がない」「尿の回数が増えた」「夜中にトイレに起きるようになった」――これらは血糖値が高くなっているサインかもしれません。疲れやすさや頭がぼんやりする感覚も、実は高血糖が原因ということがあります。夏場にスポーツドリンクをよく飲んでいた人は、こうした症状がないか振り返ってみてください。血糖値が上がった状態というのは、約2カ月後に定着し、症状として出てくることが多いのです。