母親の衰え

烏丸さんは高校卒業後、IT系の会社に就職。31歳の時、趣味をきっかけに出会った2歳年下の女性と結婚。母親と暮らしていた家を出た。姉は22歳の時、結婚をきっかけに家を出て、母親の家から車で20分ほどのところで2人の子どもと4人で暮らしていた。

それから二十数年後、50代になった烏丸さんは、母親の家から車で約5分の所で夫婦2人暮らしをしていた。姉は子どもたちがそれぞれ家庭を築き、4人の孫に恵まれていた。母親は伯父の会社を74歳で退職し、時々友だちや親戚と会うなどしながら暮らしていた。

当時、烏丸さんが母親や姉と会うのは、お盆と正月の年2回ほどだった。