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「生きる意欲が感じられない」80代独居女性のゴミ屋敷にあった"灰黒色のカップ焼きそば"
3日間の作業を終えた廊下。ここにもうずたかくごみが積まれていた。
【連載】「こんな家に住んでいると、人は死にます」はこちら
元教員宅で、主に生活スペースとして使われていた2階の部屋。
2階で作業をする様子。うずたかくゴミが積まれているため、頭を屈めないと立つこともできない。
現場は腐敗臭が漂い、室内の大半がゴミで占められているため長時間いられない暑さだった。作業員の顔にも疲労がにじむ。
ゴミは段ボールに収容し、外で待つトラックへ運び出す。
早稲田大学の石田光規教授
出所=早稲田大学 石田光規教授作成
80代女性宅のキッチン。カップ麺などが積み上がっていて、流しを使うことはできない。
80代女性宅でみかけた食べかけのカップ焼きそば。麺は灰黒色で、粘土のようになっていた。
80代女性宅の冷蔵庫の中。食品がぎっしりと詰められているが、ほとんどは賞味期限切れだった。
笹井恵里子『潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病』(中央公論新社)
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