大阪府知事・大阪市長として大改革を成し遂げた橋下徹氏。8年間の政治家生活を終え、民間人に戻ってから3年目の2018年をどう過ごしたか。プレジデント社の公式メールマガジン「橋下徹の『問題解決の授業』」1年分の中から、秘書の梶村奈苗氏が振り返る。12月25日配信分より抜粋してお届けします(上下2回)。

橋下事務所も揺れた! 大阪府北部地震

※写真はイメージです(写真=iStock.com/kuremo)

あけましておめでとうございます。橋下徹の秘書の梶村です。

公式メールマガジンから橋下の昨年1年間を振り返る企画の続きです。私が担当するコラム「今週のピックアップ」の中から抜粋しました。

読者のみなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。(「⇒」は後日談として書き足しております)

【橋下徹2018年10大トピックス(下)】

(6)6月12日配信号より抜粋――「真田山陸軍墓地」

全国にたくさんある陸軍墓地のなかでも最古の歴史を持つ、大阪市天王寺区にある「真田山陸軍墓地」。

大阪の都心部にあり、大人気の「真田の抜け穴」のすぐそばにある割には、あまり人影がなく普段はとても静かな場所なのです。日本最古(1871年~)というだけあって老朽化も激しく、その保存が深刻な課題となり、このところメディアにも連続で取り上げられています。年中衛兵に守られ世界中からたくさんの人が訪れるワシントンDCのアーリントン墓地とあまりにも対照的だと、条件が色々と違うとはいえ、橋下が初めて訪れた時にとてもショックを受けた場所です。

西南戦争から太平洋戦争まで少なくとも1万3000人以上の戦没者が眠っている場所なのでぜひお参りに行くべき、と橋下もこのところ家族を連れて何度か訪れています。大阪城周辺にお越しの際は、皆様もぜひお参りに足をお運びください。

⇒その後、国会でも取り上げられ、何とか予算がつきましたね! 全国に点在する同様の兵士の墓地が、きれいに整備し祀られる日が早くきてほしいです。
(7)6月26日配信号より抜粋――「大阪府北部地震」

このたびの地震で被害にあわれた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

先週月曜朝のちょうど出勤時間帯に、阪神・淡路大震災を思い出させるとても大きな揺れがあり、震源地近くの私の実家や、従業員(ほとんどが大阪府北部住まいです)ともなかなか連絡が取れず、恐ろしい思いをしました。地震の当日は、徒歩で通勤できる者一人しか出勤できず、関係各所の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。

橋下家も大阪府北部なのですが、たまたま住まいのマンションはそこまでの強い揺れはなかったようで、被害は無かったそうです。

ご心配を頂いた皆様、ありがとうございました。法律事務所も震度6地帯ですので、いろんなものが割れたり落ちたりしてしまいましたが、昨年改装時に書棚などを固定したり、少し備えていたのが幸いし、大きく家具が倒れたりはしませんでした。これを機に、備蓄や備品の固定を再度見直しています。

まだ被災地では大変不便で不安な思いをされている方がとてもたくさんいらっしゃいます。一日も早く復旧されますようお祈り申し上げます。

余震もまだあり、まだ心配ですね。早くゆっくり眠れる日が来てほしいです。

⇒その後、記憶に無いくらいの強い台風被害にも見舞われた大阪。年末の今でもたくさんブルーシートの屋根や曲がった標識など爪痕を見かけます。来年はこのような災害のないことを祈るばかりです。