いまは「断捨離」ブームで、いらないものを捨てることが美徳であるかのように言われています。先日も「洋服をゴミ袋に20袋も捨てました!」と自慢しているブログを見ましたが、自分の馬鹿さ加減を披露しているだけに思えてなりません。なぜなら着もしない洋服をそんなに買ってしまうということは、自分にとって何が必要で何が必要でないかがわかっていないということだからです。

そこで大事なのが、何か買いたいと思ったとき、反射的に財布を開く前に「これは本当に必要なものか?」と自問自答するクセをつけること。そのために習慣化したいのが、何かを買いたいと思ったら、理由を紙に書き出してみることです。そしてそれが次の(1)~(3)のどれに当てはまるかチェックしてみてください。

(1)いままでできなかったことが、できるようになる
(2)いままでやっていたことが、より効率的にできるようになる
(3)いままで持っていたものの買い足し、買い替え

(1)や(2)なら意味はあるのですが、要注意なのが(3)。ただのストレス発散や一時的にいい気分を味わうためであれば、買ったときは満足しても結局あまり使わなくなる可能性が大だからです。紙に書き出す習慣を続けるうちに、本当に必要なものを見極める力がついてきます。これを30年間続ければ、莫大な金額が貯まることは間違いありません。

40歳でタバコをやめれば1325万円以上トクする!

「タバコを1箱700円にするべき」

小宮山洋子元厚生労働大臣のこんな発言が物議を醸したが、この先タバコがどんどん値上がりすることは間違いない。もしいまタバコをやめたら、金額的にどれくらいトクをするのだろうか。日本禁煙学会の作田学理事長によれば、今後30年間喫煙したとして、かかる費用はおよそ986万円だという。