社会人は大学生に「勝って当たり前」の歴史

「社会人vs.大学生」で有名だったのは日本ラグビーフットボール選手権大会(1960~2021年)だろう。ラグビーの「日本一」を決めるという名目で、長きにわたり社会人チーム1位と大学チーム1位が対戦してきた(途中から複数チームが参加するトーナメント形式になった)。社会人と大学生の対決は2016年まで延べ97試合が行われ、社会人チームの82勝14敗1引分だった。

陸上界でも実業団・学生対抗大会が1961年から開催されており、63戦して実業団の57勝6敗という成績だ。

実業団からすれば大学に勝つのは当たり前で、勝ったところで特に称賛されるわけではない。逆に負けた場合は、非難を受けることになる。リスクを考えると、実業団が大学と対戦するメリットはほとんどない。