健康的な生活習慣を続けることで、病気になる確率を下げることができる。病気を予防し健康寿命を延ばす7つの習慣を、年代別に紹介する。
聴診器
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「病気になってから治す」が通用しない怖い理由

「こんなに体を壊す前に、なんとかならなかったのだろうか」

かつて救急医療の現場で働いていた私は、心臓の血管が詰まったり、脳出血で倒れたりした人が救急車で運ばれてくるたび、無念さをかみしめていました。このような患者さんのほとんどは中高年です。もっと若いころから健康に注意した生活を送り、たとえ高血圧や糖尿病などの生活習慣病になったとしてもきちんと治療を続けていれば、救急車で運ばれてくるような事態は避けられたはずなのです。

とはいえ、これは理想論かもしれません。現実には毎日仕事が忙しくて病院に行く時間はとれないし、なにも症状がないのに生活習慣病の改善に取り組むのは億劫おっくうなものです。やせるべきなのはわかっていても、ストレス解消のため暴飲暴食してしまうときもあるでしょう。ですが、やはり長年の生活習慣はその後の人生に大きな影響を与えますから、軽んじるのは危険です。