中学生がインフルエンサーになる第一歩

本当にいい商品を紹介するインフルエンサーは、フォロワー数が1万人未満のナノインフルエンサーであっても、強い影響力をもっています。広告宣伝料の単価も高いインフルエンサーです。

逆に、フォロワー数が100万人を超えると、販売促進としての影響力が薄くなる傾向があります。投稿しても見ない人が大半、「いいね」を押すのは1%未満というケースは少なくありません。

フォロワー数が5000ぐらいでも、「毎日チェックします」というファンが多ければ影響力が濃いということです。最近はフォロワー数より、影響力の濃さが重視されるので、自分が本当に好きな分野でインフルエンサーになることは難しいことではないのです。

インフルエンサーになるための第一歩は、起業するのと同じで「何が一番好きか」に尽きると思います。何時間でも集中できること、寝食を忘れて没頭できることについて情報発信するしかありません。初めはフォロワーがゼロでも、発信しつづけるうちにファンがつくようになります。

検索上位の投稿は何が違うのか

目安の1つになるのは、SNS検索です。自分の投稿が検索結果の何番目に出てくるかで影響力を測ることができます。

例えば、とんこつラーメンが大好きで、自分が住んでいるエリアのお店についてレビューを投稿する。とんこつラーメンとエリア名で検索したとき、自分の投稿が上位に入れば影響力があると考えていいでしょう。

検索で上位に入れば、とんこつラーメンのお店から「新商品を開発したので食べにきませんか」とお誘いのメッセージが届くかもしれません。お店の方たちはインフルエンサーを探しているのです。メールに「一杯無料で進呈します」とあれば、インフルエンサーとして認められたことになります。

検索で、もし同じお店を紹介した他のレビューが自分より上位にあったら、研究対象にすべきです。どんなレビューの内容なのか、うまい表現があるか、写真の撮り方は……など参考にすることで、自分がもっと上位になることを目指します。初めのうちはフォロワー数や再生回数などは気にせず、自分が大好きな分野で価値ある情報は何か、どうすれば高評価を得られるかと研究しつづけることが大切です。

インフルエンサーとして認知度が高まれば、企業などからオファーをもらえるようになります。ここからが本格的なスタートです。