司馬遼太郎著『坂の上の雲』にも登場する「Z旗」が、国会内にある民主党の安住淳国対委員長の執務室に飾られている。安住氏は元防衛省副大臣で、海上自衛隊に依頼して取り寄せた。

Z旗は日露戦争時、日本海海戦を前にした東郷平八郎連合艦隊司令長官が旗艦「三笠」に掲げたことで知られる。船舶同士の通信に使う国際信号旗の一つだが、アルファベットの最後の文字であることから「後がない」ことを意味する。

「連合艦隊の各艦の金庫には作戦を記した暗号書が保管され、旗艦三笠が掲げる旗が作戦の暗号だった。Zを意味する赤、黄、青、黒の4色からなる旗を掲げたことから各艦が暗号書を確認したところ、そこに書かれていた一文が有名な“皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ”だった」(軍事評論家・浜田紡氏)