「気にしなくてもいいよ」と言われてもやるべきこと

ただ場合によっては周囲から「ミスのことはもういいから」と言ってもらえることがあります。それは一種の優しさなのですが、この優しさに乗っかってしまうとかえって上手くいかないことがあります。そこだけは要注意です。

精神科医Tomy『内向的な人の幸福戦略』(朝日新聞出版)

なぜならば周囲に許されてしまうと、アナタのミスに対する「モヤモヤ」の持って行き場所がなくなってしまうからです。もし周りに「気にしなくてもいいよ」と言われたとしても、ミスに対する分析、対策は自分のためにも進めておくことをオススメします。

こうするとモヤモヤが消えて次の成功につながるだけではなく、自己肯定感も高まります。なぜならば、アナタの評価も高まるからです。反省会をすること自体が問題なのではありません。むしろ反省会は、「過去から何かを学ぼうとする姿勢」の現れでもあるのですから。問題は、反省会の活用方法なのです。

考えてみてください。「過去のミスのことをいつまでも引きずっている」人と、「ミスから何かを学び改善しようとする」人。アナタの周りにこんな人がいたら、後者の人に対して感心しませんか? 両者とも真面目で反省しているのに、行動を変えるだけで周囲に与える印象は真逆になるのです。

まとめ
ミスの原因を考えて、次につなげる。アナタの心の時間を先に進ませましょう。

「意見を聞かせて」と言われると困ります

突然意見を求められると困ってしまいます。
「あなたの意見を聞かせて」
「君はどうしたいの?」といった言葉が苦手。

議論に関して、アテクシは2種類のタイプの人間がいると思っています。一つはデフォルトが「話し役」の人。もう一つは「聞き役」の人です。

議論が始まると「話し役」の人は頭の中に沢山の「自分の意見」が湧いてきて、伝えたくなります。一方「聞き役」の人は誰かが話す内容にうんうんと耳を傾け、理解しようとする。「聞き役」の人が突然意見を求められたとき、頭が上手く切り替えられなくておどおどしてしまうのです。