目の前の「今」のことを考えていればいい

たとえば食事をしているのなら、目の前の食事について考える。味わう。食事が終われば考えなくて済むからです。そして食事が終わったら、次のやることに集中する、考える。たとえば洗いものや片付けについて考えて集中する。今は移ろいゆくものですが、幸い目の前にはいつも「今」がある。

今のことを考えていれば、出口はあるし、尽きることはない。

だから未来の起きてもいないことを考える暇もなくなるのです。

天ぷら
写真=iStock.com/Yuto photographer
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もし、目の前にあること以外を考えるのであれば、「出口のあるもの」を考えるようにしてください。たとえば来週の旅行のプランをどうするか考える。これは延々と考え続けるものではありません。

こういった具合に今目の前のこと、あるいは出口のあることを考えていれば、それだけでいっぱいいっぱいになるはずです。漠然と頭をお暇にする余裕はありません。そして、気が付いたら心配性も少しずつ改善されていくはずです。

まとめ
今目の前のことを考える。もしくは答えの見つかることを考える。そうすればクヨクヨ考える時間はなくなるはず。

失敗から前に進むにはどうすればいいか

過去のミスを、ずっと引きずってしまいます。

こういう方の特徴として、「悪いことが起きた時点で時間を止めてしまう」という傾向があります。周囲の人にとって、アナタのミスはもう過去のことになっているのですが、当の本人だけずっと起きた直後のままの気持ちでいるんですよね。

一番良い方法は、「アナタの心の時間を進めること」なのです。

止まった歯車、時計
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そのために必要なのは、「次のステップに進むこと」です。どんな失敗も、原因を探って改善すれば成功につながる。「塞翁が馬」などといいますが、まさにその通りで、失敗と成功は繰り返されるのです。

ミスが起きたことは過去のこととして、それに対して何ができるかを考え実行する。それしかありません。「ミスを引きずる」というのは、アテクシが良く言う「頭がお暇な状態」です。目の前のことに集中せず、頭がお暇になっているから、どうにもならないネガティブなことをクヨクヨ考えてしまうのです。頭がお暇になっている時間はもったいない。過去のミスから何を学ぶか、どう改善するかを進めてみてください。