小泉進次郎氏をおいて他になし

では、今回の自民党総裁選の候補者のなかで、そちらの方向に踏み出せる人間がいるとしたら、それは小泉進次郎氏をおいて他にはない。

小泉進次郎(写真=首相官邸ホームページ/CC-BY-4.0/Wikimedia Commons

というのも、進次郎氏の父親である小泉純一郎氏が首相であったときに、女性天皇・女系天皇を容認するための皇室典範の改正に踏み込んでいったからである。

これは、悠仁親王が誕生したことで立ち消えになってしまったのだが、女性宮家の設立なら、女系天皇の容認よりもはるかにハードルは低い。

天皇不在という緊急事態に対処する必要があると、進次郎氏が一歩踏み出したとしたら、政治家としての彼に対する評価も大きく変わってくるのではないだろうか。

関連記事
なぜ自民党と新聞は「愛子天皇」をタブー視するのか…「国民の声」がスルーされ続ける本当の理由
側室がいるだけでは皇位継承は困難だった…天皇以外の男性との関係を否定しない日本式「後宮」の巧みさ
スポーツドリンクを飲むより効果的…「風呂上がりの水分+栄養補給」にピッタリな飲み物の名前
なぜ「逆走ママチャリ」がここまで炎上したのか…自転車が絶対に「右側通行」で走ってはいけないワケ
ポスト岸田「1位石破茂、2位上川陽子、3位小泉進次郎」は大ウソ…自民党支持者だけに聞く「次の首相」ランキング