3つ目は、マイレージ系です。ANAもJALもマイルの貯まり方の差はあまりなく、どちらかに集約するのがベストでしょう。JALであれば、イオン系の電子マネー「WAON」を有効利用できる「JMB WAONカード」がおすすめ。電子マネーをチャージしたカードで買い物すると、一部のカードではチャージ時と買い物時にマイルがダブルで付与されます。
ANAカードの場合、「ANAマイレージモール」を経由し楽天市場などのウェブサイトで買い物をすれば、マイルが上乗せされる裏技もあります。
以上、3タイプのほかに貯めやすいといえば、楽天カード。曜日・店舗限定ながら、ポイント優遇キャンペーンを頻繁に実施しています。買い物の頻度によって、獲得ポイントの倍率もアップします。あまりに貯まりやすいので、逆に買い物中毒になってしまわないようにしましょう。
最後に、ポイントを貯めるための鉄則は、現金を使わないこと、カードを常に持ち歩くこと、ポイントを貯められる提携店を把握することです。
ビジネスマンであれば会社の飲み会の幹事を自ら進んで引き受けることも裏技のひとつ。参加者の費用を集計して精算するときに、レジで自分のポイントカードを出せば、ポイントを大量に貯められます。セコい手口なのは百も承知。でも、事前連絡や日程調整など面倒くさい作業をともなう幹事なのですから、それくらいの役得は許してもらえるのではないでしょうか。
※すべて雑誌掲載当時
東京大学経済学部卒業後、日本専売公社、日本経済研究センターなどを経て、現在は獨協大学教授。節約術に精通し、『モリタク流ポイントカード徹底活用術』の著書もある。