ChatGPTならWeb検索よりはるかにスピーディーに済む

一方、ChatGPTであれば、以下の4ステップで済みます。

(1)ChatGPTを立ち上げる
(2)質問を入力する
(3)ChatGPTの答えを読み、求める情報を探す
(4)求める情報が得られるまで、(2)~(3)を繰り返す

たとえば、部下との1on1のコツを知りたいとしたら、次のようにそのまま「部下との1on1のコツの要点を短く5つほどにまとめて教えてください」と、ChatGPTに質問すればいいのです。図版1のようにシンプルに答えてくれます。

図版1 『頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(かんき出版)より

明確で具体的な質問であればあるほど、すぐに明快な答えが得られるため、Web検索に比べて格段にスピーディーです。

さらにChatGPTの場合、キーワードを与えて指示すると、そこからどんどん作業を進めてくれます。キーワードをもとにリストを作り、そのリストをもとに表を作る。その後、各表の中に記載する内容を生成する……といった作業も簡単にできます。これは従来のWeb検索では実現できなかったことです。

お礼メールはChatGPTに書かせて時間を節約

〈文章作成〉

ビジネスパーソンの仕事の大半は、メールや報告書、企画書など、「考えをまとめて文章を作ること」だと言えるでしょう。

ChatGPTに原案を作ってもらえば、時間を節約しつつクオリティの高い文章を作成できます。たとえば、「初めて商談をした相手に対するお礼メールを500字程度で書いてください」とお願いしてみます。すると、以下のように返してくれます。

頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(かんき出版)より

「職場の50周年記念のパーティーの告知メールを作成してください」とプロンプトに入れると、以下のようなメール文をすぐに用意してくれます。

頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(かんき出版)より

さらに、「私の職場はかんき出版です。開催日は7月1日 会場はかんき出版セミナールーム カジュアルな文体で」とお願いすれば、以下のように、カジュアルな文体にアレンジしてくれました。

頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(かんき出版)より

その他、謝罪文をChatGPTに書いてもらって精神的な負担を軽減する、自分がざっくり書いた文章をChatGPTにチェックしてもらって、ブラッシュアップするといった活用法もあります。