食べ放題のお店はローコストオペレーションで人件費を抑制

また食べ放題の業態は焼き肉やしゃぶしゃぶなど、お客さんがセルフで調理するメニューが多く、お店側の調理の手間がかかりません。またお客さんが自分でメニューを取りにいくビュッフェ形式の場合は、オーダーを受ける手間もなく、まとめて大量に調理するため同じく調理の手間が少なく済みます。そのため通常の飲食店と比べて店員の人数を抑えて人件費を抑制することが可能です。

ただ、食べ放題をする上で非常に重要なのが集客です。コストを抑える工夫をしていたとしてもやはり通常の飲食店よりは原価率が高くなりがちです。そのために、多くのお客さんに来店してもらう必要があります。小規模の個人店だとブランド力もなく広告宣伝費も掛けられないため、大手と比べて集客が難しいです。そのため、食べ放題を提供しているのは大手外食チェーンかそのフランチャイズ企業がほとんどです。また原価率が高い(利益率が低い)分、時間制限をつけ回転を上げる必要があります。

撮影=プレジデントオンライン編集部

このようにお得な食べ放題を実現する上で、一定以上の価格、人数を抑えたローコストオペレーション、集客という様々な仕組みがあるわけですね。

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