ストレスにならない「つねに使える予定」で断る

断る方法はいろいろありますが、おすすめは次の3つを意識することです。

同じ言葉のくり返しで断る

同じ言葉のくり返しとは、「できません」「ムリです」「興味ありません」のように、ストレートな拒否の言葉をくり返すことです。

細かく理由を考える必要がないので、だれでもすぐ使える方法です。ストレートに伝えづらい方は「申し訳ありませんが」のようにクッション言葉を前につけると伝えやすくなります。

子どもはやりたくないことを「イヤだから」と言います。理由を聞いても、知識や語彙ごいがなくて伝えられないことが多く、感情的な言葉でひたすら拒否します。

理由がわからないので、親は困ってしまいますよね。同じ言葉をくり返して断るのは、これと同じ方法です。

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断る理由をつくっておく

理由があれば安心して断れます。同僚から残業を頼まれたとしても、明確な理由があればすんなり断れるでしょう。

誘われたときに断る理由としておすすめなのが、習い事やジムです。お金が発生するので、「もったいない」と思いますよね。

人は損をしたくない性質があるので、断る理由として使いやすくなります。相手もあなたに「負担を強いる」と思うので、ムリに押し付けることが難しくなります。

断る理由は、あなたの負担にならないものとしましょう。ウソの予定の場合、罪悪感を覚えてしまい使いづらいです。そのため、自分にとってストレスにならない「つねに使える予定」を使いましょう。

たとえばスポーツジムに通っていれば「今日はスポーツジムの予定だから」と断れます。断りたい誘いがあったら、あなたの負担にならない予定にすり替えてしまうイメージで断りましょう。

「あなたも次に残業をやってね」と伝える必要性

相手からもらう

相手からもらう断り方とは、人間関係のコストと報酬のバランスを活用する方法です。

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たとえば、残業のお願いを引き受ける代わりに「あなたも次に残業をやってね」と伝えます。今回はあなたの時間や労力を使いますが、次回は相手の時間や労力をもらうことを約束するのです。こうすると、自分があげっぱなしではなくなり、モヤモヤしなくなります。

なかにはあなたを利用したいだけのずるい人もいます。ずるい人はあなたからもらうことだけ考えていますので、あたえようとしません。あなたが「代わりにやってね」と言えば、すぐに相手から断ってくるでしょう。

ポイントは口約束にしないことです。ずるい人は、人をずるく使うことに慣れています。口約束では「今回はムリ」と、今後も断られる可能性が高いです。仕事であれば、必ずその場で上司に「次の残業は交代してもらいました」と報告しましょう。