おかしな空想をしていると、行動力が奪われてしまう

ロマンチックな空想というと聞こえはよいのですが、よくよく考えてみると、それは妄想にすぎません。現実には、めったに起きないようなことを夢見ていたら、自分で行動しようという意欲が生まれないのも当然だといえるでしょう。

内藤誼人『「なまけもの」のやる気スイッチ』(総合法令出版)

「道端に3億円くらい落ちていないかな」
「だれか気のいいお金持ちが、私のことを養子にしてくれないかな」
「宝くじで一等が当たったりしないかな」

こういう空想は楽しいかもしれませんが、自分の行動力を奪ってしまうという点では明らかにマイナスです。そんなことを妄想していたら、行動的な人間にはなれませんので注意してください。

幸運なことが次から次へと起きてくれるのなら、ラクな人生を送ることができるかもしれませんが、現実にはそんなことは絶対に起きません。1回くらいなら起きるかもしれませんが、それが連続することはないでしょう。

自分にとって都合のいいことばかりを妄想する人は気をつけてください。そういう妄想が自分のやる気を奪っているということは十分に考えられることです。

関連記事
真面目な管理職は絶対に経営者にはなれない…一流コンサルが見た名経営者に共通する「独特の思考パターン」
朝ドラでは美化された男の身勝手さ…笠置シヅ子の恋人は仕事を辞めるよう迫り妊娠発覚後も入籍を避けた
「お金が貯まらない人の玄関先でよく見かける」1億円貯まる人は絶対に置かない"あるもの"
「幸福度の50%は遺伝、10%は環境で決まる」では残り40%は…心理学の研究が明かす驚きの"幸福度の円グラフ"
「女から見てダメな女をなぜ恋人にするのか」清少納言の痛烈な男性批判…平安の女性が自著を出した深いワケ