「手土産は何がいいかな?」帰省前に妻から相談はクセモノ

【妻のスイッチを押す言葉5】
帰省前に妻から「手土産は何がいいかな?」と相談された……

「なくてもいいと思うよ」

妻の実家ではなく、夫の実家に帰省する前の会話という想定です。夫としては「自分の家」という意識が強いし、実の親に気を遣う必要性は感じていないかもしれません。しかし、妻は違います。いつまでたっても「よその家」であり、訪れる際にはそれなりに緊張してしまうのが常。

石原壮一郎『押してはいけない 妻のスイッチ』(青春新書プレイブックス)

夫としては、妻が頭を悩ませる苦労や家計への負担を取り除いてあげようと思って、手土産はなくてもいいと言ったのでしょう。しかし、その気遣いは完全に的外れ。それどころか大迷惑です。

夫の言う通りに手ぶらで言ったらどうなるか。仮に夫の両親がそういうことをまったく気にしないタイプだったとしても、妻自身は「手ぶらで夫の実家に来てしまった罪悪感」や「ダメな妻と思われているのではないかという恐怖心」に苛まれなくてはなりません。

夫が「気にしすぎだよ」と感じるのは勝手ですが、妻の心配や不安の種はなるべく取り除いてあげるのが、夫としての本当の意味での気遣いでありやさしさです。

※妻が望んでいること まずは「考えてくれてありがとう」とお礼を言う。「今度の休みに買いに行こうか」と提案し、デパ地下などで一緒に選ぶ

何気なく押していないかをチェック! 妻のスイッチ【義実家編】

「スイッチ」は、いたるところに潜んでいます。帰省で夫がやってはいけない10の言動をあげてみました。うっかりしでかしていないか、胸に手を当てて考えてみましょう。

□ 妻の両親が何を話しかけても会話を広げようとしない
□ 妻のきょうだいや甥、姪と積極的に話そうとしない
□ 妻の両親の前で妻にいつも通り偉そうな態度を取る
□ 義母のせっかくの手料理にほとんど箸を付けない
□ それでいてウチに帰ってからカップ麺をすすっている
□ 義父がビールを注いでくれても注ぎ返そうとしない
□ 泊まった翌日の朝、もう日は高いのに起きてこない
□ 義実家で自分の身内の自慢話を延々と語り続ける
□ 勝手にいろんな部屋に入ったり押入れを開けたりする
□ 帰るときになるとホッとしたような表情を浮かべる
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