スケジュールに先に“カギ”をかける
JTB 田川博己社長●1948年、東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、日本交通公社(現JTB)入社。JTBインターナショナル副社長、JTB取締役営業企画部長、専務などを経て2008年6月から現職。「アイデア伝達のメモにはキーワードと一緒に渡す相手の名前も書いておく」
時間管理のためのツールとして手帳を本格的に使い始めたのは支店長時代です。40~50人の組織を預かる支店長になると、会議などで時間を取られて自分が自由にできる時間がだんだん少なくなってきます。自分の時間を獲得するために時間管理をして、「この時間はこれをやる」と決めておかないと、スケジュールがどんどん埋まってしまうのです。取締役となり、より大きな組織を預かるようになった2000年からは時間管理がますます重要になってきました。
社長という最終決裁をする立場になってみれば意外にスケジュール管理はしやすいのですが、専務や常務は上からも下からも言われる立場ですから何かと時間を取られます。重要なことを決断しなければならないし、決めて社長に進言しなければならない。考えるための時間をつくらないと、目の前の仕事に追われて判断を誤るのではないかという気がしていましたし、実際に取締役、常務、専務という立場を経験してそれを痛感しました。
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(小川 剛=構成 坂本政十賜=撮影)

