停滞期は頑張ってきた自分の姿でパワーを充電

――ダイエット期間中、停滞期はありましたか?

思うように数値の変化が見られなくて、急に何もかもが面倒に感じるときが停滞期だと思っているのですが、私にもそういうときがありました。なかなか結果が出ず、今までやってきたことが全て無駄だったのでは? と思いましたね。

――その停滞期をどのように乗り越えられたのですか?

それまでやってきたことを記録としてInstagramに残してきたので、頑張っていた頃の動画や画像を見返して、「ここまでできたんだから、今だってできるはず!」と自分を励ましました。あとは他の人のダイエットに関するSNSなどは見ないようにして、自分と比べないようにしていました。気分をコントロールするためには、そういった情報収集のセレクトも大事だと思います。

停滞しているから何かをプラスしてやるのでなく、とにかく継続できるように自分をうまく盛り上げることに徹しました。

背中や腰まわりなど、余分な贅肉が落ちて後ろ姿も変化

ダイエットを機に始めた縄跳びが新しい趣味に

――『あすけん』と並行して宅トレも継続されていたそうですが、どのようなトレーニングをされているのでしょうか。

現在のメインは縄跳びです。家の前で、朝、昼、晩5分ずつ飛ぶところから始めたのですが、これがけっこう過酷で! 少しずつ時間を長くしていき、半年ほど経った頃から自由に楽しみながら跳ぶということができるようになりました。フリースタイルといってダンスをするような跳び方で、ワザなんかもあるんですよ。もともとはダイエット目的ではじめた縄跳びですが、今ではすっかり趣味になっています。

「ワイヤレスイヤホンで好きな音楽を聴きながら跳ぶとテンションも上がります」

――痩せてどのような変化を感じますか?

全体的に引き締まったので、服装が変わりました。以前はお尻が隠れる服ばかり着ていたけど、今は丈の短い服でも自信を持って着られるようになりました。

イギリスでは一番大きな子ども服だと、私くらいの身長でも着られるものがあるんです。以前、オンラインでかわいいと思って買ったコートが小さくてチャックが上がり切らなかったんですが、痩せたら上まで閉まりました!

――気になっていた体調面についてはいかがでしょうか。

あくまでも私の場合ですが、朝起きて体が重いと感じることがなくなり、めまいも気分の浮き沈みもなくなりました。ダイエットに成功したこともですが、何よりも健康的になったことが一番嬉しいですね。食事管理と運動で、こんなにも体が変化するんだと驚きました。

――今後、まるさんが目標にしていることや目指していることがあれば教えてください。

おばあちゃんにもなっても縄跳びができるよう、これからも継続していきたいと思っています。日本はそんなに縄跳びをしている人がいないと聞くのですが、もっと気軽に跳ぶ人が増えたらいいなという思いから、SNSを通じて縄跳び生活を発信しています。

可愛くてお気に入りなビーズ縄跳び。跳ぶことで色が混ざって目にも楽しい

イギリスではかわいい縄跳びがたくさん手に入るんです。私が使っているのは「ビーズ縄跳び」というカラフルなもの。縄のまわりにビーズがついているので重みがあり、背筋にも効果的。楽しく跳びながら筋トレもできて、気持ちがスッキリします。縄跳びって思っている以上に奥が深いんですよ!

何か運動を始めようと迷っている人がいたら、ぜひ試してみてもらいたいです。

※本記事は個人の経験に基づいた内容になります。気になる症状がある場合は医師に相談するなど、適切な対応を行ってください

(取材・執筆=山田かほり)
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