鍵っ子生活になる「小4の壁」次に「壁」となるのが、「小4」。息子が学童保育にお世話になっていた当時は小3までしか利用ができず。小4になったら、もう選択肢は「鍵っ子生活」オンリーです。通常の授業期間であれば15時過ぎの帰宅時間になりますが、短縮授業期間や長期休みともなると、ず~っと1人で家で過ごす羽目に。保育園や学童保育やケアしてもらえる大人がいなくなってしまう初めての日常。子供は「なんとかできる」と健気にも言ってきたりするのですが親としては新たな不安が募ってきます。

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小学校から徒歩30秒のところに転居

まず、環境面として小学校からできる限り近くに居住地を決めておく。この点もワーママの部下さんたちに私がよく伝えていることなのですが、子供が1人で行って帰って来る距離が短ければ短いほど、親の安心材料も増えます。我が家は途中まで転勤族でしたので、子供が幼少の頃は常に賃貸住宅住まい。逆に、住まい選びに柔軟性を持てるということでもあります。息子が小学校2年生の時に転居する必要があり、選んだのは小学校から徒歩30秒の団地。しかも、公共の道路を通らず団地内の通路を抜けたら学校に着くという立地でとても助かりました。一方、放課後の過ごし方として、新たにケアしてもらえる大人の近くで過ごせたら安心だなぁ……と、当初は中学受験をするつもりはほぼなく、単に「学童替わり」的な発想だったのですが、小4から塾に通わせることに。クラスの友人たちが塾通いを始めつつあったため、息子自ら「塾に行きたい」と言い出したのもきっかけでした。通常授業の時は17時くらいから塾が始まり、19時過ぎに私が迎えに行けば済む。長期休暇の時は朝からの講習期間が設けられていたので、1日のうちところどころを塾で過ごすことができて、何かあったら、塾の先生とやりとりができます。幸い、友人達とワイワイ塾で過ごすのも楽しかったようで、小6まで塾通いを続けることができました。住環境と、近くに大人のいる状況で過ごせる時間の確保。学童保育が終わって以降はこの点が大きなポイントとなりました。もちろん、住まいの決め方についてはそれぞれのご家庭ごとに状況が異なりますし、我が家は「小学校まで徒歩30秒」という物件に恵まれたのはとてもラッキーでしたが、小4の壁の乗り越え方、ワーママライフを少しでも心穏やかに過ごすためのヒントにしてもらえたら嬉しいです。あと、どの塾を選ぶか? という点については、体験学習などを通じて「ここがフィットしそう」という感覚値でOK。中学校への進学実績やら夜間遅くまで学習に専念するスタイルやら、そんなことは二の次でかまいません。