幸せを左右するのは、家族の結びつきなのかもしれない
さまざまな困難を乗り越えてこられたのは、プロポーズの時の約束を守り続けてくれた天皇と、一卵性親子といわれるほど仲のいい娘の愛子さんがいればこそであっただろう。
事態が好転し始めたのは、やはり、天皇(現上皇)が生前退位をして、皇太子が天皇に即位してからではないか。天皇皇后になり、初めて周囲を気にせずに自分たちらしく生きられるようになったのではないだろうか。
最近の雅子皇后は、他を圧する威厳のようなものが漂い、そんな雅子皇后の姿を見つめる天皇の表情が和らいでいるように思われる。強い絆で結ばれた2人が苦労の末に掴んだ幸せをかみしめているのかもしれない。
もし愛子天皇が実現したらと、私は思うが、雅子皇后は娘にそんな苦労をさせず、夫のようなやさしい人と結婚してくれればいいと思っているのだろう。
今、長女の結婚問題で何かと風当たりが強い秋篠宮と紀子さんではあるが、すきま風が吹いているといわれる親子関係を早急に修復し、次女・佳子さんの結婚でも決まれば祝福ムードが広がり、紀子さんの顔に再び晴れやかな笑顔が戻るに違いない。