日本は困難な経済状況でも財政的に健全であり続けられる理由

Q.国の債務超過についてどうお考えですか?

ご質問にお答えする前に、日本経済がいくつかの課題に直面しているとはいえ、パニックになる必要はないことを強調しておきたいと思います。

確かに、債務残高対GDP比は上昇していますし、危機的な高水準の政府債務を抱える国もあります。しかし、日本の財政状態は健全であり、経済のファンダメンタルズは依然として強固なものです。

債務残高の対GDP比は憂慮すべきものかもしれませんが、最も重要なのは政府の財政的持続可能性であり、債務を返済する能力です。

1603年、将軍になった私は、前任者が残した膨大な借金を引き継いだ。そこで私はまず、財政支出を減らし、歳入を増やすための政策を次々と実行した。

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そして、官僚のポストや職員を廃止するなど、行政のあらゆるレベルで新たなコスト削減策を採用した。これらの施策により、幕府の財政は健全化され、余分な支出はなくなり、歳入も増加しました。

これらの措置は、適切な規模であれば、今日でも様々な方法で適用することができる。例えば、赤字を減らすために公共サービスへの支出を減らしたり、増税をしたりする緊縮財政を採用している政府もある。

このようなアプローチは、国・地域レベルで財政規律をより強化し、経済成長を損なわずに長期的には政府の歳入増につながる可能性があります。

したがって、あなたの質問への答えは「ノー」です。私は、根拠と十分な計画に基づく慎重な財政政策の選択により、日本は困難な経済状況にもかかわらず財政的に健全であり続けることができると強く信じています。

慎重な判断と規律ある行動があれば、困難な状況下でも経済は存続し、繁栄さえすることができることは、私自身の時代の物語が証明しているのです。