固定費を削減できれば、暮らしはもっと楽に

このような「貯まる家計」のシステムをまとめたものが図表2です。

筆者作成

単位期間の開始日は給与振込日でも、日曜日など特定の曜日でも構いません。単位期間も1週間にこだわらなくてもよいでしょう。生活スタイルは多様なので、単位期間という概念を参考に、やりやすい方法を見つけていただければと思います。

実は仕組み以前に忘れてはいけないのが、支出の中身を精査することです。せっかく貯まる家計の仕組みを作っても、支出のムダを放置していたのでは効果は半減です。

固定費という盲点について解説した、こちらの記事〈「コンビニに行く回数を減らす」では失敗する…お金のプロが「クルマと保険を見直せ」とアドバイスするワケ〉を参考に、聖域と思い込んでいる支出にメスを入れてみてはいかがでしょうか。

先述のように、1カ月分の生活費とは「行く先の決まっているお金」を差し引いた残りの金額です。「行く先の決まっているお金」である固定費を削減できれば、日々の暮らしがもっと楽になります。

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