現代版の「亀山社中」をつくりたい

三木谷浩史『突き抜けろ 三木谷浩史と楽天、25年の軌跡』(幻冬舎)

【三木谷】イノベーションは、人々の生活を豊かにし、国を富ませてくれます。でも、何のためのイノベーションなのかを間違えたら大変なことになる。やっぱり、いかに世の中を良くするか、世の中を元気にするか、ということだと思うわけです。それをビジネスを通して、僕はやっていきたいんです。やっぱり本質論であり、夢とビジョンなんですよ。聖域を作らず、旗を立てて、ときには地べたを這いつくばりながら、世界を良くしていく。それが楽天というプロジェクトです。

今はインターネットがある。インターネットを通じて、真の意味での経済民主主義を実現するというビジョンは実現できると僕は思っていますし、それにみんなが賛同し参画してくれると嬉しいと思っています。

坂本龍馬は亀山社中を作りましたが、その現代版が楽天だと僕は考えています。まだまだ、これからですよ。

(聞き手・構成=上阪徹)
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