「話下手」「コミュ力低い」人ほど最短距離で会話の達人に

本書はそうして僕の頭のなかで改めて整理された「コミュニケーションのコツ」をまとめた一冊です。じつは、

「自分は話をするのが下手だ」
「コミュニケーション能力が低い」

と思っている人ほど、最短距離で会話の達人になれます。

逆に、

「自分はしゃべりが得意だ」
「だれとでもすぐ仲良くなれる」

と思っている人は、じつは本当の意味でなかなか「会話の達人」になることができません。

それはなぜか。

僕がたどり着いた極意が、

「会話は、話してはいけない」

というものだったからです。

渡部建『超一流の会話力』(きずな出版)

口下手なままでいい。いや、むしろ、口下手なほうがいい。

私たちは「どうやって話すか」を考えるよりも、「どうやって話さないか」「どうやって相手に話してもらうか」を考えなければいけないのです。自分はできるだけ話さず、その代わり、相手にたくさん話してもらう。これができるだけで、コミュニケーションや人間関係にまつわるあらゆる悩みが解決し、うまくいくようになるのです。

本書では、僕がこれまでの経験から得たことを、どんな人でも実践できるように、できる限り簡略化してまとめました。一人でも多くの人のお役に立てることを、せつに願っています。

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