実効性のある打ち手に至るステップ
ステップ2:アメ
ギャップフィードバックにおける「アメ」のステップでは、表層課題を起こしてしまっている根本的な原因が何なのかを特定します。
これを表層課題の奥底に眠っているという点で「深層課題」といいます。表層課題を確実に解消するには、深層課題まで掘り下げる必要があります。
たとえば「資料にミスが多い」という表層課題の背後には、「適切なトレーニングを受けていない」「提出前に確認する習慣が欠落している」「上司が適切なレビューをしていない」などさまざまな深層課題が隠れています。
ステップ3:カサ
ギャップフィードバックにおける「カサ」のステップでは、アメのステップで特定された深層課題を解決するにはどのような打ち手を取るべきか議論します。
「ソラ・アメ」のステップを踏むことで、表層的な課題ではなく、根本的な原因にアプローチできるようになるので、抜本的な解決が期待できます。「資料のミスが多い」という表層課題に対して、課題の裏返し的に「資料のミスを減らそう」という打ち手では不十分です。
「アメ」のステップで「提出前に確認する習慣が欠落している」といった深層課題を特定するからこそ、実効性のある打ち手にたどり着くことができるのです。