月1の撮影で、3日おきに新しい映像をあげる
坂井志穂は、元AKB48の大家志津香似な明るく元気のある女性だった。Gカップのスタイルが抜群で、脱ぐとさらに美しくなるタイプである。メンズエステではポルノハバーだけでなく、適正AVプロダクションからもスカウトを受けていた。
そのときはお昼の仕事もしていたし、家族とか友達のことを考えて、顔出しがネックだった。バレたくなかった。
マスクはつけられるのかとか聞いたけど、村上さんはOKで、プロダクション社長にはAV女優は顔を出さないと難しいって言われた。それが決め手になりました。
吉原では1本7万円の高級店で働いた。採用が厳しいことで有名な店だ。高級ソープランドもスタイルが評価されて採用となった。
コロナだったこともあって出勤して相手をするのは1、2名程度。閉店まで満員で予約満了みたいなことにはならなかった。稼いだのは月80万円くらい。どうせならば200万円くらい稼ぎたかった。
村上氏のスタジオで撮影したのは、2021年12月。スタッフを相手にしていつもやっているメンズエステの施術サービス、そして男優を呼んで本番を撮った。施術も本番も、ベッドを3台の固定カメラで囲んで複数の角度から撮影した。
アングル別で細かく出したら、月1の撮影でも足りる。ファンを相手にすることもあって、ファンだと施術で抜くところまでやります。本番は男優さんを呼ぶ。一度の撮影で多いときは3人を相手にするけど、私のやることはそれだけ。
本番動画を出して付加価値がついた
ポルノハブの再生数、ツイッターのフォロワー、ファンクラブの会員はだんだんと増えていく。初月の売上5万円、それから倍々で増えた。開始から半年で月収は50万円を超え、いまは月80~100万円で推移している。
いまメンズエステが流行っているのと、本番まで晒したことで逆に人気が出たように感じる。メンエスの女の子は基本的にヤレないじゃないですか。でも本番動画を出したので、結果的に人と違うみたいな感じになった。
ポルノハブで発信してファンを増やしたことで、広告やサブスク収入だけでなく、ファン相手のメンズエステサービスも始めている。働こうと思った日に予約はすぐに埋まるだけでなく、店にお金をとられないのでひとり当たりの単価が2倍になった。
あまり自分をつくることができない性格なので、ファンの方に直接施術をするときは、なるべく素に近い状態でやる。思っていたより、近い存在だって思ってもらえています。
風俗もキャバクラも、色恋がメインになる。でもファンの人はマッサージにお金を払ってくれるから、色恋とかないし、精神的な負担はあまりない。本当にいい仕事を見つけたと思いました。
ポルノハバーになって撮影は月1、ファン相手のセラピストとしての施術では単価が2倍になった。風俗店での待機時間、初回男性客との人間関係構築、風俗店へのマージンなど、無駄な時間や労力はすべてなくなっていいこと尽くめだという。