パートナーが家事をやってくれないとき
塩対応(なんで私ばっかり? いくらなんでも鈍すぎ)
「察してほしい」と念じていても、通じないことはよくあります。
「はっきり言ったら嫌われる」などと遠慮せず、要望を具体的に伝えましょう。「身内に指示するなんて」と気後れする必要はありません。「気づいて!」とモヤモヤしながら不機嫌でいるより、早めに意思疎通をはかるほうが、相手も心地よく過ごせます。
一緒に長く暮らしていても、言葉は大事。無言でわかり合えるわけがない。「自分の気持ちを言葉にする」と肝に銘じて。
神対応「リビングと寝室に掃除機かけてくれると、うれしいな」
要望を伝えるときは、ポイントを明確に。たとえばリモートワーク中に、子どもの世話を頼みたいとき。「あの子をみてて」ではなく「公園に連れて行って」と頼む。トイレットペーパーを買ってきてほしいときは「シングル」「ダブル」の指定までする。頼まれた側も、具体的に言われたほうが行動しやすくなります。
パートナーから部屋が汚いと注意されたとき
塩対応「普通は、気づいた人が掃除するよね?」
相手の指摘に対し、「片付けって、私だけの役割?」「気づいた側も片付けるべきでしょ」と正論で返すのは、ちょっと待って。売り言葉に買い言葉で、責任のなすりつけ合いに発展しかねません。「イライラした気持ち」(ネガティブな感情)を相手にぶつけても、不毛な議論にしかならない、という原則があります。
同居人から、片付け(掃除)をするよう促されたとき。「私だけの役割じゃない!」と反発するより相手を巻き込み、協働する関係を築いていく。
神対応「そうだね。今から一緒に片付けてくれる?」
まず、指摘を受け止め、一緒に片付けるようお願いしましょう。「私がやるね」と役割を引き受けたり、反対に「あなたがやって」と押し付けないこと。つまり一緒に取り組む姿勢が重要です。即取りかかるのもポイント。「あとで」だと永遠に着手できません。また、相手のものを捨てるときは、一声かけるのがルールですよ。