なんとかこの“快挙”にケチをつけたいと思ったのか…

そう考える“根拠”はいくつもあった。3度目になると合格率も20%台に落ちる。小室圭さんは妻の眞子さんとの新婚生活にうつつを抜かし、試験勉強にも身が入らなかったようだ。

今度落ちても、眞子さんの蓄えと彼女を支える領事館などがいるから、生活は何とかなると思っている。したがって必死さに欠ける。

週刊誌のモットーは「他人の不幸は蜜の味」である。3度目の司法試験にも落ちて、今の法律事務所を解雇されてしまえば、激しい物価高のニューヨークでは暮らせなくなる。

せっかく手に入れた幸せなこの町での生活を捨てて、カナダあたりに移住するかもしれない。親に背き、国を捨ててまで愛を貫いた2人の人生は、哀れな末路を辿るのであろうか。

そんなストーリーを組み立てるには、小室圭さんの3度目の不合格は必須であった。だが、その“期待”は見事に裏切られたのである。

週刊誌編集部の落胆はいかばかりであったろう。しかし、まだこれですべての決着がついたわけではないと、自分たちを鼓舞し、なんとかこの“快挙”にケチをつけなくては、週刊誌のレーゾンデートル(存在理由)が問われると、ひねり出したのが先週発売号だった。

だが、その内容は、先に紹介した女性セブンほどではないが、「悔し紛れ」「八つ当たり」と思える内容ばかりである。

厳しい新潮は「今回の試験は合格率が高かった」

以前から2人には厳しい論調で知られる週刊新潮(11月3日号)は、今年7月の試験はやさしかったのではないかと、こう書く。

「今年7月の試験は、全受験者9609人のうち6350人が合格、全体の合格率は66%で、小室さんが初めて受験した昨年7月の試験より3%高かった。再受験組の合格率は23%と、こちらも前年より5%上昇しました。さらに、米国外で教育を受けた受験者は3311人全受験者の34%を占めており、その合格率も44%と、前年より13%も上がったのです」(宮内庁担当記者)

運転免許の筆記試験程度とはいわないが、今年7月の合格率は高かったから、小室圭さんでも合格することができたといいたいのが、行間からにじみ出ている。

さらに、さる皇室ジャーナリストは、そもそもこの結婚は、小室さんが司法試験合格を前提に、生活基盤が整ったから準備が進み、結婚に至ったはずなのに、「それが昨年10月26日の入籍直後、まさかの不合格が判明したわけです。二度目も不合格になったことで、“詐欺的結婚”などと批判も浴びましたが、これでようやく結婚生活は振り出しに戻ったといえるでしょう」と、いっている。