売った後に後悔しない、売却時のルール設定とは

そこでお勧めしたいルール設定が、「買ったときの理由がなくなったとき」です。

たとえば、買った理由が「連続増益を続けている(成長を続けている)」であれば、その連続増益がストップしたとき。理由が「黒字が続いている」であれば赤字となったとき、「社長の大ファンだから」であれば社長が引退したときと、その判断は単純明快です。

そして、買ったときの理由は変わることはないはずですから、売却時のルールも、後から変更されることはないはずですね。

また、このルール設定のためには、その銘柄を「買った理由」を、自分なりに明確にしておかないといけません。なので、なんとなく買ってしまった……ということがなく、銘柄選びにおいても、これは大いにプラスになるはずです。

そして私自身、諸々の経験(失敗)を経て、「絶対に売らない銘柄」以外については、今では、この売却時のルール設定をしっかりと貫いております。

ちなみに私の場合、株主優待を目当てに購入するケースが多いので、多くの保有銘柄にて、売却時のルールは「株主優待が廃止(もしくはヒドイ改悪)となった場合」と明確です。

そして実際、優待廃止(改悪)となって、売却した銘柄も少なくありません。

売却した後、中には、優待廃止(改悪)にもかかわらず値上がりした銘柄もありますが、このルール設定にしてから、「それは結果論」と割り切ることができ、後悔することはほとんどなくなりました(強がりではなく)。

もちろん、この売却時のルール設定が「絶対正解」というわけではないですが、これまで売った後に後悔したことのある方は、一つの考え方として参考になれば幸いです。

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