女性は男性のお金の使い方を重視する

長所(才能と努力)により獲得したお金は、ほかの特性の遺伝可能性を増幅させるだけではない。それらを客観的にあばき出すのだ。

もし自分の会社をつくること(実業家)や、専門的な資格を要するキャリアを選ぶこと(医者、法律家、教授など)で経済的な成功を収めれば、女性は君がほかの特性においても平均点以上を取ると確信する。

身体の健康(長時間働くため)、心の健康(ストレスに耐えるため)、知性(賢い選択をするため)、意志力(努力するため)、自己主張の強さ(タフな交渉人になるため)、社会的スキル(従業員や同僚、上司、投資家、クライアントとうまくつき合うため)についても確信をもてるのだ。

金銭感覚は時間がたっても変わらないので、どのようにお金を使うかも重要だ。これは多くの男性にとってもっとも重要なポイントである。統計的に考えれば大半の男性は大富豪にはならないので、人生の大部分でお金について賢くあるべきだ。

男性の金銭管理のパターンが、将来どのように稼ぎ、使い、貯金するかを表わすので、女性は男性のお金の使い方に注目する。長期的な関係になれば、カップルは経済的な選択を共にするようになる。ふたりの資産が合わさり、富めるときも破産するときもいつも一緒なので、女性は男性のお金の使い方を非常に重視する。

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物質的な証拠を磨こう

ここでは、お金の稼ぎ方については触れない。その代わり、富を築くうえでの基本姿勢を挙げておこう。

第一に、金儲けを目的とするのではなく、自己改善とパートナー探しの手段と捉えること。現代の生活では、物質的な証拠はお金に左右されるが、お金は市場に利益をもたらすためではなく、女性に価値をもたらすようにうまく使わなくてはならない。

「お金持ちになる」ことは自分を高めるためにも、ましてやパートナーを見つけるためにも有効な戦略ではない。お金をどのように使うかが物質的な証拠のカギとなるのだ。

第二に、ゴールは、できるだけたくさん稼ぐことではなく、快適に安全な生活を送れるくらい稼ぐことにする。そしてお金よりも、スキルや創造性が必要なパートナー探しの戦略に投資すべきだ。

お金そのものはパートナーとしての価値にあまり関係がない。快適に暮らせて、頻繁に出かけられるくらいのお金を稼ぐことに集中すれば、君(と彼女)が大切にするほかのことにもっと多くの時間を費やせる。より魅力的で、興味深い男性になれるだろう。