——かっぱえびせんの琴線はどこですか。

最初の食感とくちどけです。おまけにカルシウムが取れるという栄養的なバランスも考えられている。創業者の松尾孝が、戦後の日本人の栄養不足を憂いて、当時の社会的課題を解決するためにかっぱえびせんをつくったと聞いています。カルビーの社名はカルシウムとビタミンB1を組み合わせたものです。その原点であるスナック菓子がかっぱえびせんなんです。このお菓子には絶対に勝てないですね。

——「神」と呼ばれることはどう思いますか。

開発は一人でやれるものじゃなくて、いろんな人のアイデアが出て、いろいろな人や部署の協力があってはじめて成り立っているので、その辺は勘違いしていません。私はまぎれもない普通の人間です(笑)。

(AERA dot.編集部・吉崎洋夫)

現在のピザポテト>>ピザポテトの開発秘話はこちら
関連記事
「ワイン離れが止まらない」フランス人がワインの代わりに飲み始めたもの
「日本はご飯が美味しくていい国だけど…」旅行先を日本→東南アジアに切り替えた英国人のホンネ
「日本のラーメンは驚くほど美味しいけれど…」中国の若者がカップ麺を嫌がるようになった理由
東京からメンマだけを買いに来る…駐車場に県外ナンバーがズラリと並ぶ山梨の"奇跡のスーパー"の正体
あなたは「みそ」と「塩」、どちら派?…サッポロ一番が袋麺で「不動の首位」であり続ける納得の理由