悪口ばかりの職場
30代会社員の方からのご相談です――社内で異動があったのですが、今回の職場はネガティブな人が多く、なかなか辛いものがあります。上司や同僚についても、取引先や仕事の内容についても、毎日悪口ばかりで、本当にいいかげんにしてくれと言いたくなります。
いつもぼやいている人たち。周囲の人のことだけでなく、組織のしくみ、職場の環境など、あらゆることをわるく言う社会人はめずらしくありません。
ベテランから新入社員まで、年齢や社歴に関係なく、まるで悪口を言うのが仕事のような人はいるものです。
残念なことに、そんな人が数多くいるネガティブ体質の職場も少なくありません。度が過ぎると、身内のことだけでなく、顧客の悪口まで言いはじめるもので、それが日常化している職場もあります。
組織内の特定の職場だけがそんな雰囲気というわけではなく、会社全体が「客嫌い」体質で、自社の顧客を敵のように思っている。悲しいかな、そんな組織さえ存在します。
いじめをする人たちの特徴
ネガティブな従業員たちは、似た者同士で集まり、グループになっていることが多いものです。
共通の敵をつくり、一緒に(口や態度で)その敵を攻撃することで「仲良くできている」あるいは「協力し合えている」のです。
これは、いじめをする人たちによくある行動パターンの1つでもあります。
彼らの特徴は、「本性むき出しで、性格がわるいとはっきりわかる」ことです。
もっと巧妙な人になると、あたかも信頼できる人のようなふりをして、フレンドリーに接しながら、簡単に人を裏切ったりするのですが、相談者の方の職場にいるのは、この本性むき出しタイプの人たちに思えます。
ネガティブで悪口を言いまくる人は私たちを悩ませますが、「本性むき出しで、性格がわるいとはっきりわかる人」には共通して使う「ネガティブ構文」があるように思います。