変わった質問で見られているのは「余裕があるかどうか」

そして、面接のあとに毎回必ずやっておきたいのが、「面接で『できたこと』『改善できること』を3つずつリストアップすること」です。面接のたびに振り返りを行うことで、自分の面接力をどんどんブラッシュアップすることができます。

面接で登場する過去問は、「外資就活ドットコム」や「ワンキャリア」などの就活サイトで調べることができます。

それらを読んでいると、一部業界で「何が目的で聞かれているのか、全くわからない質問」が見られるはずです。

トイアンナ『改訂版 確実内定 就職活動が面白いほどうまくいく』(KADOKAWA)

有名なものでは、以下の質問があります。

・自分を動物にたとえると?
・弊社で上司2名が異なる指示を出したらどうする?
・死ぬときに何を考えると思う?
・今日はどうやってここへ来ましたか?
・何かすべらない話をしてください。
・あなたのキャッチフレーズは?
・あなたが日本1位だと思うことは?
・100万円あったら何に使う?
・無人島に1つだけ持って行くなら何を選ぶ?

なぜこういった「応用問題」が出されるかといえば、全般的にあなたの「余裕」を見ているのです。どんなに突飛な質問が来ても、まずは「ひるまない」ことだけを意識しましょう。

もちろん、頭の中ではパニックを起こしていても構いません。顔だけ余裕の表情をしておけばよいのです。

そのうえでせっぱつまってしまったら「30秒、考えるお時間をいただけますか」と交渉してみましょう。

これらの質問に正解はありません。

まずは「大丈夫だ、落ち着け!」とだけ念じてください。

理路整然と答えるための極意は「少しのへりくだり」

では、「理路整然とした答え」とは何でしょうか? 簡単に言えば「なるほど」と相手がとりあえず納得する答えです。たとえばあなたが自らのキャッチフレーズを聞かれたとしましょう。

「“みんなの友”です。私は誰とでも仲良くなれるからです」

という言葉は、少しうさんくさいですよね。しかし代わりに

「“社交マシーン”です。パーティや交流会で一時も休まず人と絡みたがる寂しがりだからです」

こんな風に、少し自分をへりくだって説明できれば、説得力も生まれます。

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