あと20年は技術の進化についていく必要がある

新たなスキルの代表といえば、やはりデジタルツールです。スマホなどの進歩には、著しいものがあります。ITを苦手に感じる人の気持ちもよくわかりますが、今の時代は必須です。僕も得意ではありませんが、これはもう覚えないとしょうがないです。

ある番組で巣鴨のおじいちゃん・おばあちゃんを取材していました。その取材では、ガラケー(フィーチャーフォン)を使っている人がまだ多くいましたが、50代の皆さんはさすがにスマホですよね?

最近はゴルフのスコアを記録するのもスマホを使いますし、車にしてもカーナビを標準装備せず「Apple CarPlayかAndroid Autoに繫いでね」といったモデルが増えています。若い世代のように積極的な興味はなくても、デジタルツールを覚えるしかないのです。

我々の世代は、60代はもちろん、70代になっても何らかの仕事で働くかもしれません。これまでの10年、20年を振り返ると、デジタルツールは飛躍的に進歩を遂げてきました。と考えると、あと10年、20年はITの進歩についていかないと、最低限の仕事すらできなくなってしまうかもしれません。

若い人と働いているうちにスキルを身に着けねばならない

20~40代の人たちに「あなたの職場にいる身近な50代の社員は、今後新たなスキルや知識を身に着けたり、未経験の仕事に取り組むことができると思いますか」と聞いてみると、「若い社員と同様にできる」が44.7%。「若い社員には劣るができる」が38.0%。「若い社員以上にできる」が14.3%。「できない」は、たったの3.0%でした。

また、50代の人たちにも「あなたは、今後、新たなスキルや知識を身に着けたり、未経験の仕事に取り組むことができると思いますか」と聞いてみました。

結果は「若い社員と同様にできる」が38.0%。「若い社員には劣るができる」が49.0%。「若い社員以上にできる」が12.0%。「できない」は、なんと1.0%でした。

50代の99%が「できる」と言っています。そう。あなたにもできます。

職場にいれば若い人に教えてもらったり、代わりにやってもらうこともできますが、会社を辞めたり、定年後に別の仕事をする場合は、自分でできるようになっておかなくてはいけません。ITはどんどん進化していますから、必死についていくしかないのです。