人生を自分で考えて切り開いていける子に育つ

近年、中学入試の問題は非常に良問が多い。問題文の中に書いてある知識と、自分が持っている知識を使って、小学生なりにどう考えるかを見る問題が増えている。このような思考力を鍛える勉強を小学生のうちからしてきた子は、その後の人生においても、自分の力で考えていけるに違いない。中学受験の醍醐味だいごみはそこにあると考える。なんとなく考えているつもりになりがちな上積みだけの探究学習よりも、よほど効果が高いだろう。

誤解をしないでいただきたいのが、探究学習が悪いと言っているわけではない。知識をないがしろにしている世の風潮が危険だということだ。考えるのには知識が必要であること、知識を覚えるには正しい覚え方があるということをぜひ知っておいてほしい。

(構成=石渡真由美)
関連記事
「塾の成績がほぼ最下位から1位に」3カ月で急成長した小6の親が送り迎え中にした"ある会話"
「補欠合格の子ほど難関大学に進学する」…中学入学後に激伸びする子が春休みにやっていること
「上位40%の生徒は時間を持て余している」学校で学力が伸びない本当の理由
「東大以外は浪人する価値が無い」高校生がそんなことを言う日本の"残念な受験の実態"
モンスター親をふるい落とす名門校の質問