サンドイッチは90度回して食べる

サンドイッチやハンバーガー、マドレーヌ、どら焼きなどをかみ切るときは、必然的に歯形がはっきりと残ります。上品にいただきたいレディとしてはちょっと避けたいですね。そこでおすすめなのは、ひと口分を2回に分けるというもの。かむ位置を少しずらして2回かむのです。

これは前作でもご紹介した、食べ物に歯形を残さないためのちょっとしたスキルです。

歯形を残さない食べ方で、もうひとつおすすめの方法があります。

それは「縦にして食べる」!

通常、サンドイッチは横に寝かせた状態に持って食べますが、それを90度回して縦にするのです。アフタヌーンティーやパーティなどで出されるミニサイズのサンドイッチで試していただくと、歯形がつかないだけでなく、具が横からはみ出るストレスもなく、美しいまま食べることができます。

サンドイッチだけではなく、ハンバーガーなども残りが少なくなってきたらクルッと回して縦にしてみてください。

ハンバーガーを安定して食べられる持ち方

ハンバーガーや具がたっぷり挟まれたクラブハウスサンドイッチなど、ボリュームのあるフィンガーフードでも、具がはみ出ないよう美しく食べる方法があります。それは、私が学生時代から行っている“諏内持ち”!

多くの方はバンズの下側を親指で支え、残り4本の指で上のバンズを押さえて食べていると思います。

それを、人差し指、中指の2本をバンズの上に、残り3本の指はバーガーの下側に回して挟み持ちます。女性は両手で行ってくださいね。

イラスト=はしのちづこ

こうすると、バンズのサイド部分も向こう側も、そして上下からもまんべんなく押さえることができ、具がはみ出にくく、バンズがずれることもなく、安定していただけます。ぜひお試しになってみて。

デートなどで大きな口を開けて食べている姿は見られたくない! ――それでしたら、ハンバーガーを包んであるペーパーやナプキンで口元を隠せばいいのです。包み紙にせよナプキンにせよ、食べる部分の上側にきている紙だけを軽く上に持ち上げます。たったこれだけでごく自然に口元が隠せ、心配なく召し上がっていただけます。