東大生249人「これは読ませて損はない」マンガ6~11(全16作品)
●化学式や化学現象の解説が詳しい
『Dr.STONE』
稲垣理一郎 集英社
世界中の人間が石化した時代から数千年後を舞台に、石化から復活した高校生たちがパンをつくったり、携帯電話をつくったりして新たな文明をつくり上げるSFファンタジー。『少年ジャンプ』で連載中。「ゼロから科学の力で文明をつくり上げていくというマンガです。化学や物理の勉強になります」(理科二類2年)
●トリックで論理的思考が身につく
『名探偵コナン』
青山剛昌 小学館
あることをきっかけに小学生になってしまった高校生名探偵が難事件を解決する物語。「多様な事件のカギには、膨大な知識が入っています。さらには、トリックを追う論理的思考力もつきます。なにより、推理のセリフが長く、マンガを読んでいるだけで読解力が身につく」(文科三類2年)
●中国春秋時代の背景がわかる
『キングダム』
原 泰久 集英社
紀元前、古代中国の春秋戦国時代末期を舞台に、主人公が天下を目指す。「史実に関して厳密性も追求されており、中国史に興味を抱くきっかけとなりうる」(文科三類1年)、「漢文の背景理解に役立つ」(理科二類1年)
●古典作品を読む予備知識がつく
『あさきゆめみし』
大和和紀 講談社
平安時代に成立した紫式部が書いた『源氏物語』をマンガ化。「登場人物やストーリーをおさえられる」(文科一類1年)、「古典の世界が身近に感じられる。先取りに役立つ」(理科二類2年)
●勉強に役立つ名言が印象的
『暗殺教室』
松井優征 集英社
生徒全員が暗殺者、標的は担任教師、という設定で展開されるギャグマンガ。「勉強の仕方がわかる」(文科三類1年)
●世界の国々を擬人化
『ヘタリアWorld☆Stars』
日丸屋秀和 集英社
イタリアやドイツ、日本などそれぞれの国を一人の人間に見立てたコメディー。その国の人たちの気質や歴史上の偉人たちが楽しく学べる。「内容がシンプルに面白いし、その国ごとのイメージがつかみやすくなり、世界史が楽しくなります」(理科二類1年)