妊娠や育児でグイグイ助けてくれる男性は一生愛される
【田房永子さん】漫画の中で、「妻が怒っているときに必要なのは高いアイスじゃない」という話を描きました。ワンオペ疲れで不満の妻を助けるのは、モノで機嫌をとることじゃなくて、夫自身が家事育児してくれることなんです。
今、韓国ドラマが女性に大人気ですが、韓国のラブストーリーを見ていると、必ずと言っていいほど、女性がピンチのときに男性が助けてくれるんですよね。先回りして助けてくれたり、面と向かって助けてくれたり、ひっそり助けてくれていたことにあとで気づいたり。女性の代わりに嫌なヤツを言い負かしたり、悪酔いしたら介抱してくれるし、とにかく手とり足とり助けてくれるんです。やっぱり、現実でもピンチのときに助けてもらうと女性は相手に惚れちゃうと思います。それは男性も同じかもしれないけど。
女性にとって妊娠やワンオペ育児が、人生最大級のピンチだとしたら、そこでグイグイ助けにきてくれる男性はやっぱり一生愛されると思います。私のおばあちゃんは、おじいちゃんが亡くなったあとも何十年も、おじいちゃんがいかに自分のことを助けてくれたかを話していたのですが、何より聞いている孫の私が幸せな気持ちになりました。
男性が家事育児をするのは、長い目でいろいろお得
【田房永子さん】よく、産後に手伝ってくれなかった夫が一生恨まれたり、子育てが終わったら離婚を切り出されるという話がありますけど、当然のことだと思います。
男性が家事育児をするのは、長い目でいろいろお得ってことです。コロナ禍で家にいることが多くなった今こそ変革のチャンス。なんにもやってないパパ、どんどん家事育児してください。今更恥ずかしいとかまったくないです。それは妻や子のためだけではなく、自分の幸せのためだと思ってほしいです。
女性も萎縮しないで、夫の幸せのためと思ってガンガン家事育児をしてもらいましょう! 変革のときは少々の衝突はあっても、あとは普通のことになっちゃうものです!