卵はパーフェクトな「うつぬけ食材」

今回のキーワード

良質な脂質とたんぱく質、特に、抗うつ作用や記憶学習の改善のほかにセロトニンの原料になるアミノ酸「トリプトファン」も含む卵は、脳の栄養不足を助けるキー食材であり、パーフェクトな「うつぬけ食材」の代表といえます。

佐藤智春『その不調、栄養不足が原因です』(主婦の友社)

私が学んだのは、今までの栄養学ではありません。体の細胞が何で構成され、どのような栄養で身体が作られているか、血液データを元に臨床ドクターと一緒に個体差で考える実践の分子整合栄養学です。

最近、落ち込みやすくなったり心の不調を感じたら、「脳の栄養が不足してるかも?」と一度、食生活を見直してみましょう。

もし、脳の栄養不足で本来の実力が出せず、パフォーマンスが落ちてしまったら、とてももったいないです。今からは1人1人が自分を守るセルフメディケーションの時代です。私のセミナーでは、よく、人体を車に喩えて話します。どんな高級車でもガソリン(栄養)が入っていなければ、走ることができません。ストレス社会で必要以上に脳のアクセルをふかすことで、エネルギーを多く消耗しがち。脳にとって、卵は最強のスーパーフードです。

関連記事
2カ月で約30kg痩せた男が白米のかわりにたっぷり食べていたもの
会議で重箱の隅つつく「めんどくさい人」を一発で黙らせる天才的な質問
朝食スムージー、半身浴、ジョギング…かえって体に残念な「空回り健康習慣」
新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体
「左足をやむなく切断」想像を絶するほど過酷な"ゴミ屋敷清掃"という仕事