第2、第3のトランプの台頭は避けられない

横江公美『隠れトランプのアメリカ コロナ感染から奇跡のカムバックでトランプが勝つ⁉』(扶桑社)

第1回目の討論会ではバイデンが「トランプは2000万人が利用するオバマケアを奪い取ろうとしている」と批判するのに対して、トランプは「オバマケアが最悪だから、私がよりよい保険をつくる」と反論していた。コロナ禍で加入者が急増していることもあって、保険をめぐる問題は今やアメリカ国民にとって大きな関心ごとだ。オバマケアをめぐる論争は今後、さらに熱を帯びることだろう。

果たして、トランプとバイデンのどちらがコロナ禍以降のアメリカの舵取りを担うのか。仮にバイデンが勝利したとしても、アメリカの分断を見る限り、第2、第3のトランプの台頭は避けられないと思われる。

関連記事
日本にとって「韓国の異常な反日」が大チャンスである理由
日米関係の悪化をたくらむ文在寅大統領には辞めてもらうしかない
アメリカ大統領選の世論調査で最も当たる「たった1つの質問」
「#スガやめろ」と大合唱する人たちをこれから待ち受ける皮肉な現実
薬師丸ひろ子の「3分間独唱」が朝ドラの歴史を塗り替えてしまった理由