「米政権中枢の集団感染 危機管理がずさん過ぎる」
10月7日付の毎日新聞の社説は「米政権中枢の集団感染 危機管理がずさん過ぎる」との見出しを掲げ、こう訴えている。
「とりわけ深刻なのは、米政治の中枢であるホワイトハウスで集団感染が発生したことだ」
「9月末の連邦最高裁判事の指名行事が発端となった。大統領の顧問や報道官、複数の共和党上院議員らの感染が確認された」
「マスクをせずに隣り合って会話したり、抱き合ったりする光景が見られたという。トランプ氏もマスクを外して参加していた」
「こうした危機感の欠如は、科学者の助言を聞かず、感染リスクに無頓着なトランプ氏の姿勢と無縁ではないだろう。後の簡易検査で陽性反応が出たにもかかわらず、それを隠した疑いもあるという」
集会でマスクを着けず、3密の回避も無視する。欧米人特有のハグ行為も行われた。感染が広がって当然だ。新型コロナを怖がりすぎてはいけないが、侮りすぎてはいけない。毎日社説が指摘するように危機管理がずさんすぎる。
こんな人物が再選されるようならアメリカはおしまいだ
毎日社説は指摘する。
「大統領選の投票まで1カ月と迫る中での感染に、トランプ氏は焦りを覚えているようだ。15日に予定される第2回大統領選討論会にも出席する意欲を示している」
「体調がこのまま改善していけば、『コロナに打ち勝った』と訴え、支持拡大を図れると考えているのかもしれない」
「焦り」というよりも馬鹿なのだ。その馬鹿さ加減も世界一である。こんな人物が再選されるようならアメリカはおしまいだ。沙鴎一歩は世界をリードしてきた力強いアメリカに戻ってもらいたいと願う。そのためにはトランプ氏に落選してもらうしかない。
最後に毎日社説は書く。
「トランプ氏の体調はまだ万全ではない。主治医は『危機を完全に脱したわけではない』と警告する。体調が急激に悪化することがないとはいえない」
「そうなれば選挙は大混乱に陥るだろう。トランプ氏のまま戦うのかどうかを含めて、共和党は難しい選択を迫られる」
「政治の混迷を招かない危機管理が求められている」
賛成だ。トランプ氏はウイルスだけでなく、大統領選も侮っている。