クレーマーというのは努力をしない人たち
ユーチューバーも大食いとかドッキリとかくだらないことばっかりやっているけれど、今は競争相手がものすごく多いから、登録者数や再生回数が多い人は相当努力をしていると思うね。どんな企画をどう見せれば視聴者が喜び、ファンがつくのか。機材にも投資して映像編集を工夫し、面白いものをとことん追求している。それは私のような文筆家がやってきた努力とはまったく違うものだけれど、それでもやっぱり努力しないとお金は稼げない。
株のトレーダーだって、コンスタントに稼ぎ続けている人は経済情勢を調べ、チャートを分析し、膨大な量のトライアンドエラーを繰り返している。そうやって自分なりのメソッドを開発したからこそ、儲けることができるわけだ。どの分野でもみんなそういうことやっている。
ところが、クレーマーは、ただSNSで他人を誹謗中傷したり文句を言ったりしているだけだから、承認欲求は多少満たされるかもしれないけれど、その行為がひとつも稼ぐことに結びついていかない。いくら文句を言ってもお金はまったく増えないので、今度はその事実がストレスになっていく。
あいつはつまんないこと言って稼いでいるのに、なぜ自分はこんなにたくさん書いても儲からないんだと。そうやってますますクレーマー化していく。クレーマーというのは努力をしない人たちでもあるわけだ。