クレーマー対応のポイントは消費者側も共有するべきだ

従業員の方は、こういった肉体的な疲弊のうえにクレーマーからの言いがかりで精神的にも疲弊することになる。

島田直行『社長、クレーマーから「誠意を見せろ」と電話がきています』(プレジデント社)

「なぜ欠品なんだ。すぐにどうにかしろ」「お前はきちんと消毒しているのか」「早くしろ。感染したら責任とれるのか」といった心ない言葉を受けているそうだ。

こうなると誰しも「もう辞めたい」という気持ちにもなってしまう。それは私たちが「スーパーで買う」ということができなくなることにもつながってしまう。

私たちは、従業員の方をクレーマーから守らなければならない。こういった緊急状態だからこそ普段の暮らしのなかでの「連帯」という意識が必要だ。そのためにはクレーマー対応のポイントを店舗のみならず消費者も共有しておくべきであろう。

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