「スーパーでダンボールをもらう」はおすすめできない
なるべく運ぶ荷物を減らすことができたら、次は梱包だ。安い引っ越しプランを選ぶと、荷造りは業者にお任せではなく自分でやることになる。
段ボールは自分で調達したほうが安いという考え方もある。だが、スーパー等でもらってくるのは、あまりお勧めできない。段ボール箱が不揃いだと、荷物の仕分けがやりづらく、荷解きの効率が悪くなるからだ。もしネットやホームセンターで購入するなら、なるべく引っ越し業者の段ボールサイズと同じものを選ぶようにしよう。
家具や家電をレンタルにして、身軽になる
いざ新居に荷物の運び込みが終わり、ある程度落ち着くと、新しく家具や家電・生活用品を購入しようとなるだろう。ここでも出費がかさむ。数年後に引っ越しをするつもりなら、家具や家電はそこに住む間だけの消耗品と割り切るのはどうだろう。すべてを買いそろえるのではなく、家電はレンタルし、こまごました生活用品は均一ショップや低価格雑貨などでまかなうのだ。
大物レンタルにはさまざまなパターンがある。例えば、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジをセットで借りるプランもあれば、毎月定額を支払うサブスク方式もある。部屋によって合うサイズやデザインが異なる家具は、期間を区切ってレンタルし、住まいが変わる時には返却するという方法もある。レンタルなら家具や家電の処分に費用が発生することもないし、引っ越しの際も身軽になれる。
引っ越し料金を安くあげるためにポイントとなるのは、第一に時期、第二に荷物の量、第三に転居に伴う買い替えや処分費用だ。すべてでなくても、どれかを抑えることで節約につながるはずだ。
すぐできるのは、普段から不要品をせっせと処分することと、押し入れに突っ込んだままの段ボール箱があるならためらわずに捨てること。そこからスタートしてはどうだろう。