だが、決着済みの問題を、メディアに報じられたからといって、100万円でも返そうものなら、「それ見たことか、やっぱり借りてたじゃないか」と、今以上のバッシングが起きることは間違いない。

一部の週刊誌の報道にもあったが、眞子さんもこの件については了解済みで、おカネを返す必要はないというスタンスだといわれている。そうだとしたら、スジを通す彼女らしいではないか。

長女の結婚問題でがぜん注目を浴びてしまった秋篠宮家だが、親である秋篠宮と紀子さんには同情を禁じ得ない。

上皇上皇后や天皇皇后への気遣い、さらに宮内庁の人間たちの好奇の目に晒され、メディアも秋篠宮家に好意的な報道は少ない。

長女との会話は日に日に少なくなり、次女の佳子さんも姉に同情的で、家の中には一年中木枯らしが吹きすさんでいるのではないか。

初孫が結婚するという朗報を喜ばないわけはない

秋篠宮夫妻にこれだけはいっておきたい。こうした問題は、長引けば長引くほどこじれ、収拾が難しくなる。

秋篠宮が決断すべき時である。その際、最も大事にすべきことは、娘の幸せであること、いうまでもない。

小事に拘って大事を見失ってはならない。娘が2年もの間、両親にも相談できず苦悩していた姿を見ていたのなら、父親が選ぶ選択肢は一つしかないはずだ。

相手の母親にやや瑕瑾かきんはあるが、小室圭本人は今時珍しい猪突猛進型の真っ当な青年に思える。

弁護士資格を取得したらという前提でもいい、皇族という身分を離れ一人の父親として、2人の結婚を許してあげてはどうだろうか。

先日、上皇が突然倒れ、MRI検査を受けたと報道された。美智子上皇后も体調がすぐれないようだ。

眞子さんは上皇上皇后の初孫である。可愛さもひとしおであろう。その孫が結婚するという朗報を喜ばないわけはない。

世はまさに「立春大吉」。秋篠宮眞子と小室圭は長い冬の時期を耐え抜いて、人生の春を迎えるのだ。2人の笑顔を見れば、国民の大多数は祝福してくれるに違いない。(文中一部敬称略)

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