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【定位盤】○九星の定位は、五黄が中宮(中央)に入る「定位盤」で見ます。北が一白、西南が二黒です。これらの9つの星が毎年、盤を回ります。十二支の位置は動きません。○方位は、自分の住まいから見て、周囲に八方を取ります。東・西・南・北に各30度、東北・東南・西南・西北に各60度です。

芸能界では新人タレントのブレークを願って方位学を使うケースが少なくありません。また、成功した財界人の多くが、社屋や工場の設立や移転、重要な取引の出張に方位学を活用しています。ニューヨークで鑑定したオノ・ヨーコさんも方位学を使って行動を決めていました。世界の政治家、実業家、文化人、芸術家、スポーツ選手の多くが当たり前のように占いの力を活用しています。占いは、もはやグローバルスタンダードなのです。

方位学の最大の特徴は、自分で方位を選び、自分で行動できる点です。数ある占いの中でも、実践力、即戦力の高さで群を抜いています。たとえ今、行き詰まっていたとしても、吉方位に移動することで大逆転が可能です。方位学はいつでも幸運の波に乗れる最強の開運術といえるでしょう。

それでは、早速、方位学の実践法について解説していきましょう。

方位学では、北、東北、東、東南、南、西南、西、西北の8つの方位を取ります。それぞれの角度は決まっていて、東西南北が各30度、東北、東南、西南、西北が各60度です。方位学ではこの8つの方位と中央に1つ、全部で9つの位置を9種類の星(九星)が回っていると考えます。九星とは一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星です。

この配置を八角形の図にしたものを方位盤と呼びます。上の方位盤のように五黄土星が中宮(中央)に入っている盤を定位盤と呼び、九星のもともとのポジションを表しています。九星は毎年、毎月、毎日、盤の上を移動します。星の位置はそれぞれ年盤、月盤、日盤で確かめることができます。

ちなみに、2009年は右の年盤でわかるように、九紫火星が中宮の年です。また、各月の星の位置は、月盤のように移動します。

自分にとっての吉方位を見つけるには、まず、自分の本命星を知ることです。本命星とは生まれ年の年盤で中宮に入った星です。>>前ページの早見表で、生まれ年から自分の本命星を調べましょう。ここで注意したいのは、方位学は旧暦を用いるため、1年の境が2月の節入(4日、うるう年の場合は5日)にあるということです。例えば1950(昭和25)年2月3日生まれの人は五黄土星ではなく、まだ前年の六白金星ということになります。 

(構成=榑松ひとみ 資料提供=西谷泰人)