呼吸に専念し、脳が正しいリズムを取り戻す
不快な状況では「何もしない」ほうがいいとはいえ、何かの物に頼らず、自分の呼吸に意識を向けて腹式呼吸を行いましょう。ゆっくり、ゆったり、リラックスして呼吸することで、脳が正しいリズムを維持します。
私たちの脳にあるリズムは、ホルモンのリズム、サーカディアンリズム、食事のリズムなど、さまざまなリズムに影響されており、それらが複合してできあがったものです。しかしこのリズムが、睡眠不足や不規則な食事、運動不足などの影響で崩れてしまうと、不眠症やうつ病、高血圧、肥満などを発症するおそれがあります。
何もせず呼吸に専念することで、脳は正しいリズムをつくり、それによって回復力が高まり、体調も良くなっていきます。そして、朝からしっかりと覚醒できる身体に生まれ変わります。
実は、「何もしない」時間をもつことも、あなたの脳の中で眠っている能力を引き出すために必要な要素なのです。